ある県内の社協の実態
わたくし・さとうしゅういち(当労組執行委員長)は、広島県で、介護や医療の行政に従事してきました。
そこでは、介護部門では管理者も含めて正規職員は、ゼロ。一年契約です。
管理者は、経営陣というわけでもないのに、わずか25000円の手当だけで、残業代はゼロ。はっきり申し上げる。すかいらーくでもあった、名ばかり管理職、しかも非正規社員という状況である。
介護保険が導入されてから、その社協では、介護部門の正規職員を全員一旦解雇。一年契約の職員として再雇用したそうです。
そして、最近まで、無茶苦茶な低賃金に職員は次から次へと辞めて行った。
いわゆるブラック企業ではなく、公的なところで、こういう有様です。
もちろん、わたしが所管してきた地域は中山間地がおおく、財政的に苦しい。
だが、このままにしていてはいけない。介護保険制度ももう、市町村ごとの保険制度は、正直、持続不可能だと思います。
地方分権のモデルとされた介護保険ですが、切り捨てになっている。
広島県の場合、藤田雄山・前知事が「分権改革」を強行した。他の都道府県では依然、都道府県でやっていることも無理に市町村に移譲した弊害がでています。
わたしとしては、社協の方にはそれとなく、これは名ばかり管理職だ、ということを申し上げるとともに、『どうか、身体を壊さぬ様』に、と申し上げるよりありません。
もちろん、『生存ユニオン広島』委員長のさとうしゅういちにご相談いただければ、のらせていただきます。