【参院選2013への決意】格差と地方軽視への憤り-男女共同参画・地域循環型社会を目指して- 【さとうしゅういち元委員長】

参院選2013への決意】格差と地方軽視への憤り-男女共同参画・地域循環型社会を目指して-



わたくし、さとうしゅういちは、2000年から11年間、広島県庁に勤務しました。
その間、山間部から沿岸部にわたる幅広い地域で、医療や介護、福祉、男女共同参画、青少年などの行政に携わりました。

その中で、わたしが感じたことが二つあります。そのことは「核時代との決別」と並び、わたしが、職を放り出し、民間企業に転じて、そして、民主党から緑の党に移籍して国政を目指す大きな理由です。雪が凍りつく山間部でも演説を続けてきた理由です。

ひとつは、格差への憤り。
もうひとつは、地方軽視の中央への怒りです。



第一の「格差への憤り」はわたしを「男女共同参画社会」をめざす活動に駆り立てました。
介護現場を監督させていただいた私は、現場の皆さんと、わたしたち正規公務員とのあまりの格差に、憤りを感じました。福山市役所なら6割が人件費800万円以上ですが、介護現場は大体その3分の1程度の方が多い。役所へ帰ってくれば、同じような仕事をしながら、正規公務員に比べて3分の1程度の給料。年金などの格差ももちろんひどい。こんなありさまをなんとしないと、介護現場も役所の組織も社会全体も崩壊する、と危機感を持ちました。
そんな中で、わたくしは、2006年以降、大阪で、女性の非常勤女性センター長の雇止め裁判を支援。まさに、15回も裁判を傍聴し、日馬富士関も顔負けの「15戦全勝優勝」でした。
また、京品ホテルなどの現場では、労働者と一緒に体を張って、機動隊と対峙しました。労働者はのちに勝利和解を勝ち取りました。
そして、同一価値労働同一賃金にしなければならない。このような思いで、東京や大阪、京都など全国各地の労働争議の支援や、集会に参加しました。
野宿生活者の支援、反貧困ネットワーク広島の立ち上げにも参画しました。

また、根本的に、たとえば、女性が多い職場の状況を改善するには、女性の意見がもっと反映されないといけない。このように考えました。
そもそも、地元広島でも、おもしろい事業をされているNPOや企業経営者は女性が多いのです。女子大生も商店街活性化で活躍しています。議員は基本的に男女同数でないといけない。このように思い、全国各地を飛び回り、女性議員の応援に携わっています。男性議員ばかりを応援する当時の連合・自治労のほかの役員とはつかみ合いのけんか寸前までいったこともあります。

一方で、こうした御縁から、今回の予備選挙にあたっても、元民主党未来の党)女性国会議員や、広島県内の女性経営者、女性地方議員からも幅広くイデオロギーを超えた応援メッセージをいただいています。また、一方で、非正規労働運動の方からもご支援をいただくなど、階層を超えたご支援をいただいております。
緑の党は最も男女共同参画に熱心な党です。候補者も役員も男女半々です。そして、わたしは男性だからこそ、男女共同参画を進めるためには、男女半々の枠を定めている緑の党から立候補しなければならないのです。体を張って、ひとりひとりが大事にされる男女共同参画社会をみなさんと一緒に作ってまいります。

第二の「地方軽視の中央政治への憤り」は、地方分散型・地域循環型国土・経済へとわたしを駆り立てました。
わたしが広島県北部の三次市で行政に携わった時期は地方を徹底的に苛め抜いた小泉純一郎政権と重なりました。現在も広島市に住みながら、広島県北部の山間部の介護施設に勤務して仕事をしています。

東京・神奈川など大都市に支持基盤を置く小泉政権は、地方交付税をカットすることで大都市の歓心を買おうとしました。その直撃を中山間地域はもろに受けました。

一方で、わたしは東京で小学校から大学まで育ちました。東京が過密であることはよく存じています。高齢社会が進んだ時、立ち行かないことも存じています。だから、もっと地方分散型、地域循環型の社会にしたいのです。

地方も東京もWIN-WINにしたい。東京で少年時代を過ごし、大人になって地方で仕事をしているわたくし、さとうしゅういちの切なる願いです。

もっと、バランスの良い国土、持続可能な国土、経済にしたい。日本中どこに住んでも、仕事がある。そして、安心して暮らせる日本にしたい。そのために、わたくし・さとうしゅういちは、山間部・農村部の皆様ともご一緒に体を張って頑張ります。