【参院選2013への決意(補足)】  東京から地方へ。20世紀型から21世紀型へ。【さとうしゅういち元委員長】

参院選2013への決意(補足)  東京から地方へ。20世紀型から21世紀型へ。】



わたくし、さとうしゅういちは、1月20日から立候補受け付け予定の参院選第二次予備選に、立候補をいたします。

どうぞ、緑の党・会員の皆様で推薦人になっていただける方はご連絡くださいませ。

また、まだ会員でない皆さんは、2月半ばまでに緑の党の会員になっていただければ、候補者の
推薦人になっていただけます。よろしくお願いします。

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現在まで、以下のような決意表明(補足)を行っています。
【2013年参院選】決意表明 どのような社会(広島)をめざすか?
http://hiroseto.exblog.jp/19501510/
参院選2013への決意(3)】循環型・持続可能な経済で地域に雇用を!
http://hiroseto.exblog.jp/19417528
参院選2013への決意(2)】官僚も政治家もあなたが雇い主。いまこそ参加民主主義=「大政奉還」を!
http://hiroseto.exblog.jp/19397881
参院選2013への決意】 ひとりひとりに優しい男女共同参画社会
http://hiroseto.exblog.jp/19392398

今回も、「2013年参院選への補足」を行います。



今回は、さとうしゅういち(佐藤周一)自身のこれまでの居住歴に基づき、どのような国土であるべきか、の考え方をお示しします。

また、予備選の過程などを経て、会員・サポーターの皆様、国民の皆さまからご指導をいただければ幸いです。

皆様のご指導をいただいたうえで、さらに本選挙に向けて整備していきたいと存じます。

わたくし、さとうしゅういちは、1975年、カープ優勝の年に広島県福山市に生まれました。両親とともにすぐに東京に移り、2000年3月まで東京で暮らしました。小学校から大学までずっと東京です。

小学校時代に、安芸郡府中町出身の被爆者の担任の先生に被爆体験とカープについて大変な薫陶をいただき、「核被害をなくすため、広島で何かしたい」と大人になってから広島に移り、広島県庁に
入庁した背景となったことは、これまでも申しあげたとおりです。

広島県内ではこれまで、冬は雪が深い北部から、温暖な南部、そして農村部から大都市部まで、幅広い地域で仕事をさせていただいております。

そうした経験から、以下のようなことを感じております。

東京は余りにも過密で住みにくくなっています。また、今までの日本では、たとえば地方の大学を出た人でも、学科にもよりますが、東京などの企業を目指して、首都圏に集中していく傾向がありました。広島もその例外ではなく、自治体の税金を使った公立大学でもそれは変わりません。


一方で、地方行政も、箱モノを整備して東京の大手企業に来てもらうことを旨とし、それは高度成長からバブルくらいまではうまくいっていたように思えた。

そして、一斉に人口を集中させ、過密となった大都市圏に電気を供給するために、原発を新潟や福島などに作ってきました。

裏を返せば、過疎地には、原発などを誘致し、お金を流し込むことで、不満を抑え込んできました。

これが、20世紀ないし「昭和後半」の日本のモデルでした。

本当は、元号が平成に変わるころ、世界では冷戦が終わるころにモデルチェンジをしておくべきでしたができなかったのが悲劇でした。

国は、国策の原発依存にこだわり続けました。そして、結局は3.11を招いてしまいました。

自治体も自治体で、過去には成功してきた事業もいまや、負の遺産となっています。

経済面でいえば、世界的に見ても、いわゆる重厚長大型産業の伸びはあまり期待できない時代となりました。広島県内でも工業団地なども売れ残りまくっています。広島空港周辺の工業団地でいえば、
応募したのは地元三原の八天堂さんだけです。

また、広島市などでも郊外の団地では一斉に高齢社会化しています。買い物・食糧の確保が難しい(フードデザート)などの問題が噴出しています。

こうした中で、どのような国土構造にしていくべきか?

第一に、東京の大手企業に依存せず、地域の良いものを掘り起こし、付加価値を付けていく国土構造です。地元の若者が東京へ行かなくても、地元で仕事ができる。そんな国土構造にしていかねばなりません。

第二に、そのためにも、「年配男性のエライ人」ばかりで政策を作ってきたあり方を変えるのです。
地元の大学生を地域づくりにまきこむ、さらにいえば、審議会など意思決定にも若者、女性をもっと増やす。このことが決定的に大事です。

地域ごとに落とし込めば以下のようなことが言えます。わたくし、さとうしゅういちは、「東京から地方に大学卒業で就職時に行った人間」として、下記のことを提案いたします。

たとえば都市郊外の団地では、空き家率も高まっています。そもそも、人口は減るのに、家はそれでも増えていくのだから日本全体で見ても、余った住宅が増えるのは当然です。

そこで、空いた民家は行政が借り上げ、最初は無料で店を開きたいという若者に貸し出す。

たとえば飲食店ができれば、地域の年配者も助かります。また、そこに集まることで、元気が出ます。

あるいは、空いた民家を、託児所にする、そこで、元気な高齢者は働く、などすれば、子育て世代も助かるし高齢者も生き甲斐が出ます。

さらに空いてしまった場所は、潰して畑に戻すのです。団地になる前は農地だった場合も多いのですから、元に戻してしまえばいいのです。そして、地域の人がレジャー半分で農業を楽しめるようにするのです。そのためには整地や土壌交換、設備投資が必要ですが、そういう意味での公共投資は大いにやったらいいのではないでしょうか?

地元でぐるぐるお金が回り、食糧やエネルギーも地域で作る。それにより、地域内で仕事が生まれお年寄りも若者も元気になる。

そういう構図をつくればいいのではないでしょうか?

広島県の農村部では、本当に食糧は何でも揃います。再生可能エネルギーも有望です。

「おしい!広島」キャンペーンを広島県は実施しています。「キャンぺーン」だけに終わらせず、
地域に仕事を生み出すことにつなげればいいのです。

特に、女性の方が特色ある店や食堂を作るなど、農村部でも女性の方が元気です。

こうしたものをきちんと政治に生かし、点を線、面へと広げていけばいいのです。

わたくしが、長年過ごした東京についていえばどうか?

地方に人口が戻ることで、過密は解消されます。

今の東京では、高齢化が進んだ際、老人ホームを立てる場所もありません。今でも、多くのお年寄りが、他県の粗末な施設に「島流し」のような形で送り込まれている実態もあるのです。

地方にヒトを戻すことは、東京都民の生活環境も改善します。わたくし、さとうしゅういちは、故郷・東京の皆さんのためにも、「東京中心・東京依存」から「地域分散型・地域循環型国土」、「20世紀型」から「21世紀型」国土への転換を提案します。

「東京から広島へ」

戻ったわたしだからこそ、責任を持ってお薦めします。