安佐南区・安佐北区を自転車で駆け抜け、参院選2013へ決意表明【さとうしゅういち(佐藤周一)元委員長】

安佐南区安佐北区を自転車で駆け抜け、参院選2013へ決意表明】

 さとうしゅういち(佐藤周一)元委員長は、29日、安佐南区古市橋駅前、緑井駅前、安佐北区安芸矢口駅近くフレスタ前、マックスバリュー高陽、倉掛三丁目、フジグラン高陽前、可部駅前、安佐南区大町駅前を自転車で駆け抜け、街頭演説で参院選2013への決意を表明しました。

 一部地域では近隣の皆さんや事業所などにごあいさつにうかがいました。

 演説内容は、以下の「緑の党・第二次予備選挙」への決意表明をベースに、安倍総理による「原発ゼロ見直し」などの情勢を加味したものとなりました。

参院選2013への決意(3)】循環型・持続可能な経済で地域に雇用を!
http://hiroseto.exblog.jp/19417528
参院選2013への決意(2)】官僚も政治家もあなたが雇い主。いまこそ参加民主主義=「大政奉還」を!
http://hiroseto.exblog.jp/19397881
参院選2013への決意】 ひとりひとりに優しい男女共同参画社会
http://hiroseto.exblog.jp/19392398

 「緑の党グローバルグリーンズに加盟し、世界百十カ国の緑の党と連携している」ことを紹介。「一方で、反原発の要として、反原発政党と連携していく」とも紹介。

その上で、自民党が政権に復帰した現在の情勢に言及。「安倍総理が返り咲いたが、選挙で勝ったからといって勝手なことをしてはいけない」と牽制しました。

そして、原発ゼロ見直しを安倍総理が表明した中、「上関原発建設復活や、伊方再起動を許してはならない。」「南海大地震も三十年以内に必ず起きると言われるが、安倍さんは三十年後に責任は取れるのか?また、核のゴミも原発を動かしたら、5、6年で大変なことになるが、責任を取れるのか?」と疑問を呈しました。

そして、中国電力は、原発依存度は低いが、だからこそ電力料金は上げずに済んだ。と指摘しました。そのうえで、「日本が技術力を誇るガスコンバインドサイクル発電など活用すれば、原発はいらない。」と説明。

また「今の日本は、エネルギーを浪費する一方で、若者を中心に雇用がない状況が起きている。昔よりエネルギーを使っているのに、失業が多い。何か間違っていると思いませんか?」と問いかけました。
そのうえで、
「緑の経済で、地域に雇用を生み出そうではないか。たとえば、日本の経済構造をエネルギーや食料を地域でなるべくつくるようにしよう、そうすれば雇用が生まれる」と提案しました。
「具体的には広島県が取組み、全国的にバカ受けした「おしい!ひろしま」に見られるように広島県は実はありとあらゆるものが穫れる。」
アメリカの農業のような意味での効率性はないが、うまく生かせば食料も自給率は上がるし、付加価値が高いものを世界にも売れる。」「安佐南区でも、牛肉からパン、お茶、コメまで何でもできる。自衛隊を辞めて農業をしている若者もいる。」と紹介。
「地域で老若男女、それぞれの力を活かして、活躍できる社会にする。それぞれの能力を活かし、多様なものやサービスををつくる支えあいの構造をつくれば、エネルギーを浪費しないで経済を回していける。」と訴えました。

そして、
「そもそも東京の大企業中心の仕組みは限界だ。東京の重厚長大の企業を誘致するなどと言うことは無理だし、そういうことを前提とした政治モデルから脱却しないといけない。」と指摘。

その上で「その東京に電気を供給するために、新潟や福島などに原発をつくるような昭和までの仕組みは止めよう。」と訴えました。

さらに、緑の党の大事な柱として、「参加民主主義=大事なことを国民投票住民投票で決める=国民への大政奉還」を紹介。

広島市安佐北区では、正木篤県議リコールの署名集めをされた区民に対して、敬意を表明しました。そのうえで、今回の正木県議の事件を契機に「県議のクビの基準を一般職員と揃えていいのではないか?あるいは、議員をボランティアにして、居直っても利益が無いようにするかどちらかだ。」と提案。そのうえで、「リコールの署名集めに協力された安佐北区民のみなさんなら、直接民主主義の大切さをお分かりいただけるはず。」と語りかけました。

具体的には、「EU諸国やノルウェーなどでは大事な外交案件で国論が割れた場合は、国民投票で決めた。日本でもTPPや消費税など、政治家や官僚で勝手に決めずに国民投票で決めたらどうか?緑の党は5%の請求で住民投票、2%の請求で国民投票を義務付けることを提案している。」と紹介。

そのうえで、「会社でも迷ったら上司に判断を仰ぐのは当たり前。政治家や官僚にとって雇い主は国民。」「江戸幕府は行き詰まったら天皇陛下大政奉還した。いまなら、国民に大政奉還すべきだ。それが参加民主主義だ。」などと、参加民主主義、大政奉還の党としての緑の党を強調しました。

そのうえで、「緑の党は、市民が作る政党であり、お金持ちしか政治に参加できないような仕組みを改める。小選挙区制は死に票が56%。多数意見を切り捨てる欠陥制度であり、これを改めさせる。」「供託金も引き下げる。」「緑の党の候補者や役員は半数が女性。お隣の韓国でも女性が大統領になった。広島県内でも、面白い会社やNPOなど女性のリーダーも多い。そういう人の知恵を政治生かす緑の党でありたいし、他の政党も真似してほしい。」などと訴え、緑の党男女共同参画社会にふさわしい市民政党であることを強調。

そのうえで、「官僚や経団連などのバックはない政党。バックがないから苦しいと言えるが、だからこそ、市民の未来を守る政治をやるしかない。サンフレッチェカープ市民球団だが、緑の党も、市民球団ならぬ市民政党、個人が自立した市民として応援する政党として頑張る。」と決意を表明しました。

フジグラン高陽前では買い物途中のバイクの女性が、「わたしにもビラを頂戴」と寄って来られました。

また、安佐南区内では、緑の党の政党ポスター5枚を掲示していただけることになりました。

ご協力、ありがとうございました!