【近未来地獄絵図】野田総理の原発輸出を認めると四十年後、日本は・・・??

野田総理原発輸出を認めると四十年後、日本は・・】
2052年・・

日本に、ヨルダン、ベトナム、インドの首脳が相次ぎ訪問。

核のゴミの引き取りを要求してきました。

ヨルダン「日本から買った原発廃炉の時期になりました。」

ベトナム「核のゴミ、四十年前の約束どおり、日本で処理してちょ!」

日本・赤穂太郎総理「ちょっと待ってくれえ!核のゴミを引き受けたら財政が・・」

ベトナム・ヨルダン・インド「約束は守って下さい。」

赤穂総理「うわー!」

突如降ってわいたかのように報道された核のゴミ引き取り要求。

これに対して、不安が国民の間に広がります。

市民団体「核のゴミ受け入れ反対!」

野党・片山代表は、こうした、国民の怒りを背景に、
「野党が政権をとれば、国内には核のゴミは入れません。最低でも国外です。」
「核のゴミは受け入れないから、消費税も増税しません!」
と宣言します。

2052年衆院選、国民の怒りを背景に野党が大勝し、片山由紀夫代表が総理になりました。

記者団から解決策を聞かれた片山総理は
「腹案はあります。」
と啖呵を切りました。

しかし、ヨルダン・ベトナム・インドの核のゴミの行き場と費用負担を巡る片山総理の発言はぶれまくります。

最終的には、どの外国も核のゴミは引き受けてくれませんでした。

「最低でも国外」のマニフェストは守られず、片山総理は最後は核のゴミを受け入れると宣言。

「国と国の約束ですから。」

かくて、責任を取って片山総理は辞任しました。このとき、政権与党は分裂。
川島瑞穂・副総理が与党を割って政権を飛び出し、政権運営は極めて厳しくなりました。

後継は缶総理です。

課題は、核のゴミ処理の国内での場所と、その財源をどうするかになりました。

缶直江総理は、「消費税を増税しないと核のゴミ処理費用が賄えず、日本はギリシャになる!」と叫んでしまいました。

缶総理は、批判を浴びて支持率降下。2055参院選で大敗し、政権を投げ出してしまいました。

小田良彦総理に変わりますが、事態は悪化するばかりです。

小田総理は「近いうちに解散」などと言い逃れをつづけますが、ついに解散に追い込まれます。

しかし、2055年末の衆院選で日本人に与えられた選択肢は、どれを選んでも、どうあがいても地獄でした。

核のゴミ処理のために消費税を上げたとしても税率は五十パーセント近くかかり、日本経済は沈没する。

一方、増税をせずに福祉を切り捨てれば、高齢者や子どもなどが野垂れ死にしかねない。

「それもこれも、突然、ベトナム、ヨルダン、インドから降って湧いた「核のゴミ」が原因。」
「日本は、2039年に原発をなくしたのに!」

このように、日本人は怒ります。

「誰のせいだ?!」

 しかし、それは、インドでもベトナムでもヨルダンのせいでもなく、40年前の2012年衆院選で選ばれた政治家、そして彼らを選んだ2012年の日本人のせいでした。

(この文章は全てフィクションであり、実在の人物や団体とは関係ありません。)

野田総理のように国内原発ゼロをめざすだけでは不十分です。

原発輸出も止めないと、四十年後、日本は、ヨルダンやベトナム、インドへ輸出した原発の核のゴミが戻ってきて、ギリシャのような状態に追い込まれるでしょう。

もちろん、だからといって、自民党が政権に戻り、自民党時代の調子で原発を動かしたら、今度は5,6年で、ゴミ捨て場から核のゴミがオーバーフローします。

日本でも原発をこれ以上動かすのは愚策だし、外国に輸出するのも同じことで、未来の日本人に取り返しのつかない地獄を残すのです。

事故が起きなくても、今のギリシャのような事態が日本を襲うのです。