【さとうしゅういち元委員長】街頭で訴えたこと・・7代先まで考えるアメリカ先住民【2013参院選】

昨日と一昨日は、広島市安佐南区、西区、中区、東区、府中町などで街頭演説を実施しました。

 野田総理の「2030年代前半までに原発ゼロにできるよう、資金を投入する」というエネルギー戦略について、「2030年代前半ではなく、今すぐ「原子力敗戦処理へ」。核燃料サイクルを前提とした核のゴミの処理のめどが立たないと、学術会議も音を上げ、地上の適当なところに保管するという先送りの案しか出せていない。20年間も原発を動かし続けるなど不可能なことだ。」などと訴えました。

そして、強調したことがあります。「アメリカ先住民は、会議をやる時に「七代先のことまで考えよう」と冒頭に申し合わせる。日本人もせめて、30年後、自分が老後を迎えた時、自分の子どもが大人になった時のことは考えよう。それもだめなら、せめて、核のゴミが原発からオーバーフローする5,6年後くらいは考えよう。」と呼びかけました。

 そして、「今の政治家や官僚には『そのときは、どうせ自分は大臣でないから関係ない』『退職しているから関係ない』とか、そういうことにならないようにしていただきたい。」などと訴えました。

 今の地球も日本も広島も福山も、所詮は、ご先祖様からお借りしているものであり、そして、自分たち自身も含む未来の人からお預かりしているものです。

 そのことを念頭に、地球も日本も広島も福山も大切に取り扱わないといけません。

 わたくし、さとうしゅういちは、「脱原発」というより「禁原発」を県内各地の街頭で訴えました。そして福山市長選挙の応援演説においては、「市役所をまるでヤクザのように支配する(連合・自治労福山市職労幹部の打倒」を呼びかけました。

 それらは、徹底的な環境破壊である核被害を最初に受けたヒロシマの人間として、「お預かりしているものを勝手に壊していいのか」という思いからでもあります。

 「地球や日本、瀬戸内海(伊方原発がある)を原発事故や核のゴミで破壊していいのか?」

「福山の歴史や文化や環境をお預かりしているだけの現世代の市民のさらにそのまた奉仕者にすぎないはずの福山市役所幹部・労組幹部。彼らが勝手に破壊していいものなど何もない。」

 そういう思いであります。