7月29日(日)10時 福山市三吉町北第一公園 福山市民革命大集会【弁士・さとうしゅういち元委員長】

■いよいよ7月29日(日)福山市民革命大集会です!



7月29日(日)10時 福山市三吉町北第一公園 福山市民革命大集会

弁士はさとうしゅういち。そしてほかに市民の皆様が福山を変える思いを語ります。

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みなさん。大戸ひろしさんをなんとしても、市役所に押し込みましょう。大戸ひろしを押し込んで、福山市を一部の人々の手から市民の手に取り戻さなければ、未来はありませんよ!ホテル火災とその背景となった行政の怠慢。鞆の浦問題での市長の知事に対する傲慢な態度。そしてさびれた駅前。生まれ故郷のありさまに歯がゆい思いです。 その私が、これまでの行政経験、そして労働運動、市民運動などの経験から、大戸さんを市役所に押し込まないといけないか、理由を申し上げます。 第一に、いまの市役所の労働組合が市民ばかりでなく職員からいかに元気を奪っているか、ということを強調します。みなさん。福山市役所は、連合に加盟している自治労が支配しているといっても過言ではありません。そして、自治労は、労働組合としての本来の役目を果たさず、政治団体、そしてやくざのような集団に成り下がっています。このやくざという表現は私一人のものではなく、民主党の和田隆志衆院議員からわたしが直接聞いたことです。彼は、わたしが、政治活動に踏み出す際、わたしに「自治労はやくざだから気をつけろ」と親切にもご忠告してくださいました。みなさん。今の福山市役所内部は、経営者、すなわち市長と自治労福山市職員労働組合が一体となった全体主義のような体制です。職員たちは、職場ぐるみで、代々、組合推薦の市長を応援させられてきました。
一方で、市長は、市役所の労働組合の役員が組合の仕事をして組合の給料をもらいながら、市からも給料をもらうということを長い間許してきました。これは、裁判で市長側の敗訴が決まりました。しかし、役員たちのふところは痛みませんでした。役員たちは、組合の金庫からお金を引出して、返還させられた給料の穴埋めをしたからです。
こうした、組合と当局がもたれあう中で、市民ももちろんまともな市の職員も声を上げにくい状態になっています。
実を申しますと、わたしがいた県庁も、福山市役所と同じ連合・自治労に加盟する県職員連合労働組合(県職連合)が、大きな影響力を持っています。わたしは、その中で支部の執行委員を務めておりましたが、非常に息苦しさを感じていました。
福山市職労と同様、地方選挙や国政選挙のたびに、組合幹部により、特定候補への応援が強要されていました。そして、それに逆らうと、組合幹部に恫喝されるのです。

 2010年参院選では、わたしは、県職連合が推薦する候補は応援しませんでした。すると、当時の自治労県本部の副委員長、現在は連合広島の事務局長をされている幹部から、二度も仕事中に脅しの電話がかかってきたのです。
それ以外にも、わたしは選挙では組合方針に逆らうこともありました。そのたびに、組合事務所に呼び出され、他の役員に取り囲まれたこともありました。そして、ついに、2011年1月末「組合の政治闘争方針に従えないなら組合を辞めてもらう」とまで言われたのです。
わたしは「労働組合は労働者の権利を守るための組織。政治団体ではないはずだ」と反論しましたが、幹部は聞く耳を持ちませんでした。ばかばかしくなったわたしは、組合脱退に同意しました。すると翌日、今度は上司、すなわち経営者がわたしを呼び「組合に入っていないものは、当局も守れない。県を退職したほうがいい」というわけです。わたしは「これは、もうだめだ。内部では変えようがない。」このように思い、辞めました。今から思えば、幹部たちによって、煙たがられ、事実上追放されたという見方もできるのでしょう。けれど、内部にいても仕方がないと判断。現在は、この国を変える、国政を変えるための活動をしております。
 みなさん。わたしは、労働組合そのものは否定していません。わたしは、公務員時代、本当にひどい経営者がいる企業で、労働者が立ち上がった場合には、日本中どこでも労働者の応援に駆けつけました。時には機動隊と対峙したこともありました。生活に困っている人を助ける活動をしているような地道な労働組合は今でも応援しています。そして、ずっと世界の労働組合というものを自分なりに、時には現地に足を運びながら、研究してまいりました。
こうした経験からわたしは、日本の連合・自治労、特に福山市職労や広島県職連合というのは世界的に見てもおかしな労働組合だということを痛感いたしました。ノルウェーやイギリスなどのヨーロッパの労働組合は、同一価値労働同一賃金と申しまして、職務に給料が対応するように、労働組合側で調整しているのです。ところが、日本では、たとえば、さぼっている行政職員のほうが、現場で汗を流している介護職員より何倍も給料をもらったりしているではありませんか?わたしは、公務員在職時からずっと、これはおかしいと思ってきました。 現在、市役所職員は狭き門なのに、地域医療を担う医師や看護師が不足したりしています。これらは、政治家や当局のみならず、労働組合、とくに自治労の怠慢が原因です。こんなバカなことは、ヨーロッパでは起きません。
日本の労働組合、ことに自治労というのは、世界でもまれな、「自分たちさえよければいい」というわがまま集団です。だから浮いてしまうのです。わたしは、ノルウェーメーデーに5年前参加しました。町中の人が家から出てデモ隊を見送っていたのです。労働者全体のための活動をするのが欧州の組合。自分たちさえよければいい。そしてその既得権を守るために躍起なのが日本の自治労です。同じ労働組合と言っても、正反対ではないでしょうか?
 いや、取り組みはしていると自治労の幹部は言うかもしれない。でも、現実に格差は縮まっていないではありませんか?民主党政権になっても介護職の給与は上がらない一方、公務員行政職の給与は地方では特に放置されています。

みなさん。広島市男女共同参画審議会には、現在、連合の幹部の人も一人分、席を割り当てられています。は毎回欠席されています。経営者の代表はきちんと出席しているので、余計目立ちます。労働組合の幹部の方は、いったい何を考えておられるのか?選挙や、裏でこそこそ、政治を動かすことは熱心だけど、いろいろな分野の人が集まる審議会でオープンに議論する場には、欠席されるわけです。これでは、自分たちさえよければいい集団だと思われても仕方がないのではないでしょうか?
また、広島県庁では、湯崎知事が就任後、職員による自由な政策提案ができる制度をつくりました。わたしも何件か応募しました。一部は、採用されました。しかし、なんと、これにまた、自治労広島県職員連合労組は反対するのです。まったくよくわからない。知事が、広く職員の知恵を集めて、県民のための行政をやる。そのどこがいけないのでしょうか?さっぱりわかりません。
 みなさん。このように、連合・自治労というものは、市民全体の敵であるばかりではありません。幹部以外の一般の組合員、公務員の大多数の敵です。大変残念なことですが、これが実態です。県庁の実態をさらにひどくしたのが福山市役所です。
これでは、まともな職員はものも言えないのではないでしょうか?
逆に言えば、今の自治労福山市職労幹部のような市役所を覆う黒雲を追い払えば、市役所にも活気が出てきます。市役所の職員もそれなりに優秀でいらっしゃいます。自由にモノが言いやすい雰囲気になれば、いい知恵も出てきます。
もちろん、個々の教育や福祉、産業などの政策は大事です。しかし、まず、市民や職員の知恵が出てきやすい雰囲気をつくらなければならないのです。
ですから、今回の市長選挙では、なんとしても市職労のしがらみがない大戸さんを、市役所に送り込み、市職労の横暴を抑えることが絶対に必要です。長年の膿を徹底的に出すことが必要なのです。
 さて、みなさん。第二の話題に移ります。そもそも、市長も、市議会議員も、市職員も市民の皆さん、あなたがたひとりひとりが雇い主なのです。普通の会社で、勝手な真似を部下にさせる上司がどこにいるでしょうか?いませんよね?そのことと一緒です。今、市長、市議、市職労が勝手なことをやっている。それを市民は許してはいけないのです。勝手なことを公務員がしているなら、これをやめさせなければなりません。それがいま、福山で必要なことです。それは、市民革命です。民主主義としてあるべき姿にするための革命です。
みなさん。いまは、中央政府もまた、一般市民をなめきっています。脱原発のデモに対して「大きな音がした」とか言っている総理大臣がおられます。大飯原発の真下に活断層があるかもしれないから関電に調べろ、と指示しながら平然と原発を動かすとは、どういう神経をしているのでしょうか?実は、野田総理も電力会社の労働組合の恫喝に屈しているのです。東京電力の新井行夫委員長が5月末に、「裏切った民主党議員にはしかるべき報いを」という発言をしています。それから、すぐに、野田総理の再稼働宣言が出たのです。電力会社は原発廃止に向かうと、自分たちが持っている核燃料がただのゴミになり、帳簿上赤字になってしまう。それを恐れ、組合幹部が政治家に圧力をかける。金の計算しかできない人に屈した票の計算しかできない人が、国民の安全などそっちのけで暴走しているのが今の国政です。このように、国でも広島でも福山でも、市民の皆さんが雇い主であるはずなのに、まるで自分が主人のようにふるまっている官僚、そしてそのいいなりになっている政治家たち。これらの構造を丸ごとひっくりかえす革命が今必要なのです。
 
彼らは巨大に見えます。しかし、前回2008年の市長選挙では、29.34%の人しか投票に行かず、二大政党が相乗りした現職も有権者全体の2割未満しか支持していないのです。現在でも、ある世論調査では自民党が13%、民主党が8%の支持率というデータもあります。「幽霊の正体見たり枯れ尾花」です。 投票率が、40%を超えるなら、革命は成功する可能性が出てきます。みなさん。一部の人の利権によって、大多数の市民が犠牲になるような政治は、国でも地方でも止めましょう。そして、それはちょっと多くの市民が自立した個人として投票に行くことで、可能なのです。そのことを周りの皆さんに伝えてください。
 それは、福山市民が自立した個人として政治に参加する、ということです。
常識的には、組織も金もない大戸さんが、二大政党相乗りの現職に挑むなんて暴挙です。
その大戸さんの暴挙を快挙に変えようではありませんか?
 大戸さんの暴挙が快挙にかわったとき、福山市民の手に福山市役所がとりもどされる、第一歩となります。がんばりましょう!