広島県議会・ある男性議員が女性議員の質問中に取った行動は?

広島県議会・ある男性議員が女性議員の質問中に取った行動は?
http://www.janjanblog.com/archives/39242
* 2011年 5月 10日 13:12
* 《広島》 <人権> <性> <自治体> <選挙>

さとうしゅういち

わたくし、さとうしゅういちは、2月16日、広島県議会本会議を傍聴しました。

下森宏昭議員(自民党刷新会議)、梶川ゆきこ議員(民主党所属、民主県政会)の質問を聞きました。奇しくも梶川議員とは、わたくし・さとうしゅういちは4月10日執行の県議選安佐南区選挙区(定数4)で戦うことになります。


広島県議会議員選挙安佐南区選挙区(平成23年4月10日執行)

当選 河井 あんり 20,799 無所属(自民系)元職
当選 石橋良三 17,684 自民現職
当選 くりはら 俊二 16,452 公明現職
当選 佐々木 ひろし 14,234 自民元職

梶川 ゆきこ9,987   民主現職
さとう しゅういち 4,278 無所属新人

 さて、選挙の2ヶ月近く前の2月16日の議会傍聴で、わたしは以下のことを目撃しました。
 
 梶川議員やわたくし・さとうしゅういちと同じ広島市安佐南区選挙区に「自民党議員会」の石橋良三議員がおられます。その石橋議員が、梶川議員の質問中に以下のような態度を取っておられたのです。

・梶川議員に対して、ヤジを飛ばす
・爆睡する(しているように外見は見えた)
・同僚議員と一緒に長時間議場を抜け出す

いまさらですが、梶川議員に取っては、こういうことがもし毎回あったとすれば、相当なストレスだったろうな、と思いました。

 石橋議員は、男性の下森議員の質問のときは、梶川議員に対するような態度は取っておられなかったのです(少なくとも爆睡のようには見えませんでした。)。

 もちろん、当時の梶川議員の言動及び民主党のあり方についてはわたしは批判的でした。そうでなければ、民主党を離党しての立候補など、絶対にあり得ません。

 一方で、落選して一般市民となられたあとの梶川さんの言動についてはコメントを差し控えます。現役の公務員でもない彼女の言動については、ご覧になるみなさまお一人お一人がリテラシーを持って接すればよいことです。また、わたくし・さとうしゅういちは、当然、彼女も含む県民お一人お一人のために働きたいと思い、県議会議員選挙に立候補したことを付け加えておきます。

 それはそれとして、石橋議員が本会議場で取った、上記のような態度は問題です。

 にも関わらず、わたくし自身、当時は梶川議員や民主党に対する批判はしても、石橋議員の態度を批判しなかったのは確かです。

 そのために、「さとうしゅういちは、自民党の味方をしているのではないか?」という疑惑を一部の安佐南区有権者の方から招いたのも事実です。それはわたくし・さとうしゅういちの不徳の致すところです。

 今は、広島県議会において、女性議員が圧倒的少数です。66人中3人。その中で、女性議員が一部男性議員の横柄に見える対応の中、苦闘を強いられているのです。そのことについて、もっと、有権者、とくに女性の有権者の方、また男女共同参画関係で活動されている皆様に、お知らせしたい、と考えます。

 女性が立候補するだけでも大変である。男性のわたしでも、今回、立候補してみて「ああ、こんなに大変なのか」と実感しました。

 それに輪をかけて、当選後の女性議員たちのおかれた辛さはある。それを前提に、女性議員をサポートする仕組みをつくらないといけない、と考えます。