独裁者エルドアンによる公務労働者への弾圧と年休剥奪を激しく糾弾する!

独裁者エルドアンによる公務労働者への弾圧と年休剥奪を激しく糾弾する!

生存ユニオン広島執行委員長 さとうしゅういち
2016年(核時代71年)7月19日

トルコ大統領・エルドアンは7月15日から16日のクーデター未遂事件を悪用し、公務労働者多数を逮捕、さらには年休剥奪という暴挙にまで踏み込んだ。

トルコでは、2003年に首相についたエルドアンが、特に首相3期目に入った2011年以降、独裁色を強めている。
地元住民の反対にもかかわらず、原発建設を推進し、日本からの原発購入も可能にする原子力協定も結んだ。
さらに、2014年に大統領に就任して以降は独裁色を強め、愛想を尽かした元腹心・ギュレン師はアメリカに亡命し、2016年5月には、エルドアンの「軍師」だったダウトオールは首相を辞任した。
エルドアンは、自分に批判的な新聞社を占領するなど、マスコミ弾圧も推進している。
外交的にも、エジプト、イラン、イラクイスラエル、ロシアなどはもちろんのこと、アメリカや欧州とも関係が悪化し行き詰まっていた。
そうした中で、今回のクーデター未遂事件が発生した。
暴力による権力奪取は認められないが、他方で、エルドアンのあまりの独裁的な手法に、世俗派インテリ層が多い軍部などの反発が強まっていたのも事実である。
クーデター未遂後は、軍人だけでなく検事や裁判官ら公務労働者多数を拘束している。
さらには死刑の復活まで検討しだした。
要は
「自分に文句を言う人間は全員逮捕!場合によっては死刑!」
というのがエルドアンの行動原理である。
そして、ついには、公務労働者全員の年休剥奪という暴挙に出たのである。
全世界の全労働者に呼びかける。
独裁者であり労働者の敵・エルドアンの暴挙を批判しよう!
アメリカ帝国主義に批判的な皆さん。
エルドアンがいくらアメリカと喧嘩しようが、エルドアンを支持してはならない。
アメリカよりも「筋が悪い」ゴロツキなど世界中にいくらでも居ることを忘れてはならない。
そして、日本のみなさん。
 エルドアンの今日の姿は明日の安倍晋三ではないのか?このままでは安倍総理立憲主義・民主主義を破壊し、労働条件をさらに悪化させることは必定である。
 安倍政権の立憲主義・民主主義を破壊し、労働者に敵対する政治、原発をトルコに売る政治と闘うことがいま、日本の労働者のためにもトルコの労働者のためにもなるのだ。