統一地方選挙後半の選挙運動終了にあったって

当ユニオン執行委員長でもあるさとうしゅういちは、以下の談話を4月25日、発表しました。

統一地方選挙後半の選挙運動終了にあったって 
2015年(核時代70年)4月25日
緑の党ひろしま代表 さとうしゅういち

2015年統一地方選挙の選挙運動は、4月25日、市町村長や市町村議会議員のいわゆる後半戦(4月26日執行)の最終日を持って終了しました。

今回の統一地方選挙において、緑の党ひろしまは、「ヒロシマの心活かす市民発政界再編」を正面に掲げ、「護憲・脱原発格差是正派」の勢力最大化と国政レベルで暴走する自民党議席最小化を図りました。
国政と地域の課題をからめ、街頭演説などで「海外派兵より被災者支援を」「災害大国ニッポン、原発より省エネ、再生可能エネルギー」「庶民増税より格差是正」などを被爆地であり被災地でもあるヒロシマから発信しました

 4月12日執行のいわゆる前半戦では、緑の党ひろしまは、日本共産党など野党やリベラル系無所属の候補を県議選で3名、広島市議選で15名、推薦・支持・支援しました。
インターネットで候補者の勝手連を立ち上げたり、街頭演説で応援したり、電話などで個別の働きかけをしたりとあらゆる手段を駆使して、推薦・支持・支援候補への票の掘り起こしを図りました。
県議選は3敗、市議選では8勝7敗という結果になりました。広島市長選挙では、推薦候補は3位に終わりました。広島市議選では、広島市内の接戦区で、当選ラインへの押し上げに貢献したケースもみられ、一定の成果をあげました。
一方で、広島市長選挙や県議会議員選挙では、自民党系の現職・元職候補の厚い壁に阻まれました。特に、県議選では、投票率の低下の一方で、投票する人の間では、国政レベルでは野党を支持していても自民党県議・後継者を支持する傾向が今回も強く、苦戦を強いられました。
また、野党・リベラル陣営内部でも隙間風が見られました。たとえば、支持・所属政党の候補者でも市民運動で取り組んできた課題の優先順位が違うなどの理由で、斜に構えて選挙運動に力が入らないケースが見受けられました。その結果、驚くほど票が出ないケースもありました。
こうしたことを踏まえ、後半戦では、広島市に隣接する地域での選挙に力を入れています。具体的には、東広島市議会議員選挙では社民党現職の赤木達男さんを推薦、日本共産党現職の谷はるみさんを支持し、呉市議会議員選挙では日本共産党新人の久保あずまさんを推薦し、現職の奥田和夫さんを支持しています。
自衛隊の街でもある呉市では、市民でもある自衛官が命の危険、被ばくの危険にさらされる安倍政権による海外派兵に反対をしていくことが議会としての責務であると考えます。こうした観点から、海外派兵に原則的に反対してきた日本共産党の議員を倍増させることなどを呼び掛けています。
緑の党ひろしまでは、「政治を作るのは結局は市民」と考えています。税金で雇っている公僕を選ぶ面接官は市民の皆様おひとりおひとりです。
「自分自身の政党への支持・所属を問わず、市民の皆様おひとりおひとりが、考えの近い人を選挙で応援するとともに、当選後は働きぶりをチェックする。」しか政治をよくする道はないのです。
今後も、「考え方の近い人を応援するとともに、当選後は働きぶりをしっかりチェック」を、率先垂範して実践するとともに、有権者の皆様に訴えます。

誰もが置きざりにされない広島、そして日本。
戦争でも原発でも、ヒバクシャを出させない広島、そして日本。
官僚も政治家もあなたが雇い主。

ヒロシマの心活かす市民発・政界再編に緑の党ひろしまとさとうしゅういちは今後とも邁進することをお誓い申し上げます。