第83回広島県中央メーデー開催

第83回広島県中央メーデー開催
2012年 5月 1日 19:42《広島》 【取材ニュース】 <労働・雇用> <医療・福祉> <原発> <市民活動>
さとうしゅういち

http://www.janjanblog.com/archives/70691

 第83回広島県中央メーデー(県労連系)が、5月1日、広島市中区ハノーバー庭園で開催され、700人が参加しました。連合系のメーデーは今年は4月28日開催のところが多いのですが、県労連系のメーデーは、毎年、5月1日に開いています。

 さとうしゅういちは、県庁職員時代は、連合・自治労組合員で民主党員でしたから当然、連合系メーデーに参加。一方で、大きな組織では届けにくい声を、届けようと、独立系メーデー「生存のためのメーデー広島」を2008年から2011年まで呼びかけていました。 わたくし、さとうしゅういちは、現在は「経営側」の立場になります。労働組合が、いい意味でしっかりしていただくことは、社会的責任を果たすまじめな経営者は報われる社会になることという確信を持っています。そういう観点から、今年は、県労連などの実行委員会が主催するこのメーデーに参加させていただきました。

写真は、保育園の労働組合の皆さんによる「新システム」を風刺した寸劇です。



「認定証」をもらった母親は、見事に子どもを認定子ども園に入れてもらえるか?と思いきや「新システムマン」登場。

「入園のための手付け金を払わないと入れないかもしれない」と告げます。「まだ、働き始めてないのに、お金がいるなんて?!」と驚愕するお母さん。

そう。「保育の沙汰も金次第」になってしまうのが、民主党の新システムの正体でした。

国家公務員の組合の方からは、労働基本権が制約されたままの賃下げに対する抗議、そして、地域主権の名の下に地方が切り捨てられることへの懸念が表明されました。

さとうしゅういちの生まれ故郷の福山市では、国が止めるのも聞かず、自治労、議会と癒着した市当局が、鞆埋め立て架橋や石垣破壊を進めています。

福山市議選・速報ニュース記事:市長・議会・自治労「談合三兄弟」から脱却できるか?福山市
http://www.janjanblog.com/archives/68611

このような「痴呆痔恥」を実感しているわたしには、国家公務員の皆さんのご懸念はすっきりと飲み込めました。

商工団体の方からは、消費税大増税が中小企業を直撃するこ、と訴え。
「中小企業は、消費税が上がっても、元請けに締め付けられて価格に上乗せできない」「一方で大手企業は、下請けに消費税分を実際には払ってもいないのに、税法上は、輸出に際して戻し税をもらえる。このために、多額の宣伝広告や献金をしてでも、消費税増税に走っている」と民主党と大手企業を批判しました。

メーデーの式典終了後、参加者は鷹野橋までデモ行進。「原発再稼働反対」「子どもたちを放射能から守れ」「TPP反対」「消費増税反対」などとコールしながら広島市内を南下しました。そして、鷹野橋では商店街会長さんの歓迎をいただきました。

さとうしゅういち記者のプロフィール
さとうしゅういち(佐藤周一)。1975年11月12日広島県福山市生まれ、東京都育ち。現在の本籍地は広島市安佐南区祇園
1999年3月、東京大学経済学部卒業。2000年4月、広島県入庁。県庁時代は、労働、医療、介護、男女共同参画などの行政に携わる。一方で、反貧困、野宿生活者支援、女性、若者、非正規労働者支援、男女共同参画、瀬戸内海の環境問題などに関する活動に従事。
2011年1月31日広島県を退職。同4月10日執行の広島県議会議員選挙(広島市安佐南区選挙区)立候補、4278票を獲得するも及ばず。同6月20日〜医療・介護関係の会社員。8月1日から広島市男女共同参画審議会委員。
所属政党 民主党(2011年1月まで)→無所属→みどりの未来(2011年8月から)
2010年度・労働組合・生存のためのメーデー広島実行委員会(略称:生存ユニオン広島)委員長。http://d.hatena.ne.jp/lifeunion/
1996年〜広島瀬戸内新聞社主 http://hiroseto.exblog.jp/
TWITTER:http://twitter.com/hiroseto/