「保育の質も金次第」にNO 広島でパレード・署名活動

「保育の質も金次第」にNO 広島でパレード・署名活動
http://www.janjanblog.com/archives/65045

民主党政権は、「子どもは社会全体で育てるもの」という理念を掲げ、高校無償化や子ども手当などを導入しました。

 その理念自体はよい。しかし、一方で、民主党政権は、これまでの保育システムを解体し、短兵急に「子ども・子育て新システム」を導入しようとしています。その先頭に、なんとあの冤罪被害者の村木厚子さんを民主党政権は立てているわけでリベラル派も文句を言いにくい雰囲気もかもし出されています。

そうした中、3月4日(日)、広島市内の私立高陽なかよし保育園の先生や自治労連広島市職労のメンバーらが「新システム」に反対し、保育予算の拡充を求め、パレードと署名活動を行いました。

 「新システム」とは、かいつまでいえば介護保険の子育て版。いったん導入されてしまえば、コストカット競争を保育園(民間も)余儀なくされる危険が出ます。市町村の保育実施責任を規定した児童福祉法24条を改変し、市町村の保育実施義務をなくすなど、保育の法体系を解体するものです。

 かつての措置制度を保険制度にした介護保険の二の舞になりかねません。それなりにサービスは充実したように見えて、実際は、本当に必要なサービスがお年寄りに提供できていない今の介護保険制度。その二の舞にしてはいけない。

 わたくし、さとうしゅういちは、官民通じて、介護保険の有様を現場で感じてきた人間として、子育て分野には絶対に介護現場の二の舞を繰り返していただきたくない、と考えています。

関連リンク・記事
「新システム反対」新署名用紙 (A4縦2ページ,1.24MB)
http://www.hoiku-zenhoren.org/news/data1/image/110218-202454-sign2010_2nd.pdf
「新システム反対」新署名用紙 白黒版 (A4縦2ページ,356KB)
http://www.hoiku-zenhoren.org/news/data1/image/110228-122555-sign2010_2nd_mono.pdf
「保育がピンチ!」チラシ (A4縦2ページ,3.43MB)
http://www.hoiku-zenhoren.org/news/data1/image/110223-181058-bill201102.pdf
介護保険改悪に対してデモも起こせない自治労は終わっている
http://hiroseto.exblog.jp/17449346
介護職員の平均収入(備忘録)
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