小雪の中、野宿生活者のみなさんへの相談会

小雪の中、野宿生活者のみなさんへの相談会
2011年 1月 29日 19:33 《広島》 【取材ニュース】 <人権> <労働・雇用> <医療・福祉> <市民活動> <生活・家庭> <食> さとうしゅういち
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1月29日、広島市中区千田町の広島市社会福祉センターで、野宿生活者の方、生活困窮者の方を対象にした相談会、食事会が行われました。今日の広島県南部地方は強烈な寒波の影響で最低気温がマイナス三度まで冷え込み、小雪が舞う天気でしたが、34名の方が見えられ、体や心を温めて頂きました。
主催は、(社団)広島県社会福祉士会、野宿労働者の人権を守る広島夜回りの会、(社団)広島県介護福祉士会、県看護協会広島西支部広島大学大学院保健学研究科成人看護開発学教室、済生会広島病院済生会呉病院、反貧困ネットワーク広島、ボランティアの皆様です。広島県医療ソーシャルワーカー協会、広島県精神保健福祉士協会、広島市のご協力を頂きました。

広島で野宿生活をされているみなさん、お越しください
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昨年度までは、3月にのみ【春よ来い】と銘打って食事会や相談会を社会福祉センターでさせていただいておりました。しかし、2010年度11月からは奇数月の最終土曜日に開催することが決まりました。
今日の内容は、食事会(“春よ来い“でおなじみの、カレーと豚汁)、済生会病院さんや広大の学生さんのご協力を頂いた健康相談(かんたんな健康診断ができます)、足湯(あったかいお湯に足をつけて、くつろいでください)喫茶&なんでも相談(弁護士らが対応)でした。各コーナーを全部まわった当時者の方にはおみやげが出ました。
わたくし、さとうしゅういちは、最初は料理を担当。野宿の方は、多くの場合、歯や胃腸が悪いので、きのこも小さめに切り刻みました。
野宿の方は多くの場合、歯が悪いので、材料は小さめに刻んだ。
その後は、反貧困ネットワークが開催する野宿の方や生活困窮の方のための交流会に、お話を聞かせていただく側として参加しました。
ある若者とのお話では、いろいろと、人生を模索されているご様子がお話から伺えました。お話を伺うに連れて、ご本人の頭の中もだんだん整理されて行く様子が、わかりました。いますぐ、結論が出せなくても、段々には人生の方向性も見えてくることでしょう。『ええ具合になればいいですね』とおもいます。わたし自身も、そうしたステップを応援させていただければ幸いだとおもいました。
わたし自身も今月末で県庁を退職させていただくことが決定。4年近く所属していた民主党も離党させていただき、次のステップへ歩みを進めさせていただいているところです。次のステップでは、行政職員時代以上に、こうした経験を仕事に活かし、本当の意味での『県民の生活が第一』のために頑張りたい、と気持ちを新たにしました。
次回予定は、平成23年3月26日(土)です。
今後、奇数月の最終土曜日に開催予定です。

野宿の皆さんの食事会・相談会、毎奇数月の最終土曜開催へ
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