再分配を重視する市民の会 鍋党発足!

「きまぐれな日々」が、「鍋党」を呼びかけておられます。

再分配重視の市民の草の根運動を広げて行こう、という趣旨です。

アメリカの中間選挙で「ティーパーティー」が躍進しました。主に保守派の人たちが、税金に反対し、「小さな政府」を実現させようとする運動です。日本でも、河村たかし名古屋市長が「減税日本」を立ち上げ、名古屋市議会の定数や報酬を半減すると息巻いています。同様の方向性を持った人として大阪府橋下徹知事がいますし、国政でも「みんなの党」が「小さな政府」を目指す主張を打ち出して、議席を伸ばしています。

でも、それで良いのでしょうか。「官から民へ」「規制緩和」「小さな政府」が格差と貧困を招いたとして、小泉・竹中「構造改革」が批判されたのはつい2, 3年前のことですが、河村市長・橋下知事・「みんなの党」などは、結局「小泉・竹中改革」と同様のことをやろうとしているのではないでしょうか。

そうではなく、税金とは、国や地方公共団体に、社会を維持し発展させることを目的とした、社会保障や教育などに関する仕事をしてもらうために、われわれみんなが分担しあっていく費用である、という原点に立ち返り、河村市長たちの「小さな政府」の方向性とは逆の、より強い再分配を行う政府や地方公共団体を求める市民の運動が、いま必要なのではないでしょうか。

そのために、「鍋党」コミュを立ち上げることにしました。会への参加を承認制にはしましたが、トピック作成は参加者が自由に行えますので、会の趣旨にご賛同いただける方であれば、どなたでもお気軽にご参加下さることをお待ちしています。また、会の名前は管理人の独断で「鍋党」といたしました。もっと良い名前の案があるぞ、というご意見がありましたら、お寄せいただければ幸いですが、とりあえず、「鍋党」の名前でコミュをスタートさせます。」

mixiコミュは以下です。

http://mixi.jp/view_community.pl?id=5325543

以下が、「きまぐれな日々」の今日付の記事です。

http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1125.html

アメリカの中間選挙では、事前のメディアの予想通り共和党が大勝し、「ティーパーティー」(茶会運動、茶会党などと訳される)が躍進した。


「日本版ティーパーティー」を目指す河村たかし名古屋市長らに対抗して立ち上げる運動と名称として、前回のエントリで挙げた「鍋党」という名称には賛否両論があったものの、「鍋党」に代わる名称の候補としては、「朱の盤」さんから「ナベたたき党」という案をいただいたのみだった。朱の盤さんの案は、片仮名の「ナベ」である点に大いにウケたものの、「叩く」より「作る」イメージがあった方が良いなあと思うし、他に案を出された方がいなかったこともあって、とりあえずは「鍋党」という名称を用いたいと思う。ナベを叩くデモをやったあと、同じ道具を使って鍋料理をやる、というのも一興だろう。

「鍋党」運動の始め方について、『広島瀬戸内新聞ニュース』から大変参考になるTBをいただいている(下記URL)ので、引用して紹介する。
http://hiroseto.exblog.jp/13547458

とりあえず、mixiで、コミュニティーを立ち上げる。ブログもつくる。

その上で、情報発信を行うべきでしょう。

税制や社会保障の現状と直面する課題について、情報を発信する。

議会改革について、冷静な情報発信を行う。

1については、

庶民にとって本当に負担が重いのは、年金保険料や介護保険料、国保料などであり、社会保障の保険料主義、さらには、企業主義的、家族主義的な日本の福祉が限界にきていること。

日本の政府規模は決して大きくないこと。社会保障や教育費も他の先進国と比べて低いし、これからは社会資本のメンテナンス需要も考えたら実は公共事業費だって一定程度は必要で、そうなるとある程度大きな政府にする必要がある。それにはある程度お金持ちから負担をいただく必要がある。

日本の税制はお金持ちに有利になってしまっている。

河村市長は、減税すれば、ボランティア活動にお金が回る、と主張するが、キリスト教の思想的な基盤(神様の恵みは世の中に還元するのが当然)がない日本にアメリカのような理屈が当てはまるのか?

日本の議員数は多くはない。また、河村市長は、ボランティア議員を主張するが、日本では北欧と比べても労働時間も長い。供託金も高い。そういう条件の違いを無視していいのか?また、給料も議員数も半減したら、議会機能が弱体化するのではないか?

などの論点を整理し、発信していきたいとおもいます。グラフや動画などビジュアルな資料も活用し、情報を発信していきたいとおもいます。

とりあえず、参考になるのは以下です。

政府税調専門家委員会会議資料
http://www.cao.go.jp/zei-cho/senmon/sensiryo.html

「とりあえず、mixiで、コミュニティーを立ち上げる」ことは、私も考えていたので、立ち上げてみた。コミュニティ(以下「コミュ」と略称)の名称は、「鍋党〜再分配を重視する市民の会」とした(下記URL)。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=5325543

参加するには、mixiに未登録であればまず登録して(mixiは以前には「招待制」だったが、現在は自由に登録できるようになったと思う)、さらに、コミュへの参加をご申請いただくという2段階の手続きがあるが、mixiに登録いただければ上記リンク先から確認できるコミュの趣旨にご賛同いただける方であれば、どなたでも承認したいと考えているので、積極的なご参加をお待ちしている。

コミュは、税制や社会保障、議会制度などに関するものにしたいと思うが、現在ちょっと管理人の元気がないので、これを書いている時点で、コミュには現在自己紹介のトピックを一つ設けただけで、まだ何もない。参加者全員にトピックを立ち上げる権限があるので、皆さまの参加とトピ立てを期待する次第だ。

コミュの立ち上げは、ほんの第一歩に過ぎないが、再分配重視派の市民の声を結集して盛り上げて行ければ、と思う。