桃色のジャンヌダルク、今日から横川シネマで!

増山麗奈さん主演の映画「桃色のジャンヌ・ダルク」が、今日7月3日から7月9日(金)まで、広島市西区横川シネマで上映されます。

http://info.momoirojeanne.com/

14時10分と20時40分の二回上映されます。料金は1700円。

また、7月10日のヲルガン座企画・真夜中のミッドナイトショーでも上映予定です。

また、8月17日からは札幌でも上映されます。よろしくお願いします!

【広島】横川シネマ 7月3日〜7月9日
http://yokogawa-cine.jugem.jp/

【北海道】札幌・蠍座 8月17日〜8月23日
ミニパラHP参照→http://www.minipara.com/hokkaido-mini/theater/sasori/

わたくし・さとうしゅういちも本日3日、14時10分からの回を拝見させていただきました。主演の増山麗奈さんに再会しました。

増山さんとわたくしは、昨年9月に「ロスジェネツアー」で対談させていただいております。

『非戦と反貧困のロスジェネツアー』で増山麗奈さんと語る
http://www.news.janjan.jp/living/0910/0910061299/1.php

安倍総理辞任の翌日、国会前で警官と押し問答するところからスタートします。

表現の自由があるでしょ」と食い下がる増山さんに「いや、日本は法治国家ですから」と言ったり「いや、自由だけど」といったりする警察官。いつのまにか、そういえば、国会の周辺では抗議活動もできなくなってしまいましたね。そんな、問題提起から入ります。

増山さんの活動は多彩です。画家としての活動、パフォーマー(桃色ゲリラ)としての活動が一体となって展開されています。

  今回、増山さんの生い立ちも映画の中で拝見しました。中学生のとき、お父さんが外国の「あるところ」に何ヶ月も増山さんを旅行に連れて行ったのです。その「あるところ」が現在の増山さんに大きな影響を与えている、と気づきました。

 日本で言えば「やりまくり」の光景が、なんと、お寺の壁画になって、厳粛な祈りの場になっているのです。さらにわたしから付け加えさせてもらうと、この地域では「一妻多夫制」が残っているそうですよ。「夫の人数が少ないと生活が大変」と記者に回答している女性がいたのを新聞で読んだことがあります。

 いわゆる「エロいこと」とか「一夫一婦制からはずれること」を恥とする「保守的価値観」とは、普遍のことではなく、むしろ、「19世紀あたりの西洋近代」の産物なのかもしれないのですね。日本の場合は、高度成長とセットで西洋近代の価値観がうまく行ったように見えているから、意外と19世紀西洋的なものが健在なのかもしれません。そういう感想を抱きました。

 さらに、高校のときにも、お父さんにあるところに連れて行かれたそうです。なるほど、すばらしいお父さんだな、だからこういう娘さんが育ったのか、と妙に納得させられましたよ。

 東京芸大入学から中退以降、現在に至るまで、増山さんのパートナーは過去、4人いた(映画で出てくる限り)ことを知らされます。このあたりは、あけすけに語られています。

 そんな気持ちよいくらい、自由人の増山さんだからこそ、新潟の柏崎原発防衛省にまで桃色ゲリラの格好で、乗り込み、抗議文を手渡すという大胆なことができるわけです。あまりに目立ちすぎて「デモで逮捕されたことはない」そうです。

あまり書きすぎると、ネタばれになるので、ぜひ、映画館に足を運んでください。